コロナ禍と共に、司法の世界にもIT化の波が押し寄せてきました。
既にWeb会議が導入されている民事訴訟手続に加えて、家事調停事件でも試行が始まっています。事務所での打ち合わせの一部も、Zoom等に代替されるようになりました。
紛争の早期解決や業務継続の観点からは、非対面でのコミュニケーションの手段が充実、多様化するのは望ましいことですが、非対面でのコミュニケーションばかりでは、互いの意思や熱量がどれだけ伝わったのか覚束なく感じることもありました。
直接対話の機会が限られる中でも、当事者の自己決定を支援しつつ、より良い合意形成ができるよう、研鑽に努める所存です。
年頭に当たって、皆様の息災をお祈り申し上げます。